建設資材を製造している企業の事務職として働く、30歳男です。
私は学生時代から飲食店でアルバイトをしていました。そのため、ジッと机の前に座って働く日々に段々と耐えられなくなり、また結婚を目前に控えていましたので副業のアルバイトをすることにしました。
その仕事がくら寿司のアルバイトです。かなり機械化されており裏方の部分は見えないと思いますが、実際に社会人が働いたらどのような感じなのか書いてみようと思います。
くら寿司バイトはとにかく忙しい!1日の仕事の流れを紹介

私が副業のアルバイトをしたのは、「くら寿司」という回転寿司チェーン店です。
主に従事していた仕事は、寿司の製造と閉店作業に伴う清掃ですね。
寿司の製造と言っても、シャリは機械が作ってくれますので初心者でも問題ありません。
あとは事前に切られたネタを手作業で乗せて終了です。ハッキリ言ってかなり簡単な作業ですので、入社したその日から寿司を作ることが出来ますよ。
ただし、ネタの数は常時30種類近く有り、またとにかく注文の数が凄いです。目の前にタッチパネルが有り、自分が担当する島の注文が全て表示されます。
それを見ながら、大至急寿司を作っていくわけです。
一方で回転するレーンにも寿司を乗せて回さなければならないため、注文をさばきながらも他の寿司を作ってバンバン乗せていきます。
このスピード感はかなりのもので、少しでも気を抜いたりするとあっという間に注文で埋まります。
もちろん遅れればお客さんから催促されますので、一瞬たりとも気を抜くことは出来ません。
大学時代に居酒屋などの飲食店でアルバイトをして慣れていると思っていた私ですが、あの猛烈な勢いで積み上がっていく注文の数にはなかなか対応できませんでしたね。
もっとも、こうした忙しい時間は21時を過ぎれば終わります。
あとはチラホラとやってくるお客さんの注文に対応しつつ、マイペースに寿司を作ってはレーンに乗せていればOKです。とにかく、忙しい時間とそうでない時間の差が激しいのが回転寿司のアルバイトの特徴だと思います。
清掃は、厨房担当だったので厨房の中だけでした。
寿司を作る作業台をアルコールで丹念に掃除したり、冷蔵庫の中を掃除したりします。また、膨大な数の皿を都度食器洗浄機の中に入れて掃除したりもします。
こうして24時までには終了させ、終礼をして終わりです。私は19時から24時の間でアルバイトをしていましたが、ハッキリ言って時間が長いと感じたことはなかったですね。
それくらい忙しいです。
くら寿司バイトのメリット・デメリット

くら寿司で副業して感じたメリットは、やはり本業とは別口にお金が手に入ることですね。収入源がもう一つ増えることによって、気持ちに安心感を得ることが出来ました。
スキルという面に関しては、基本的にネタをシャリに乗せるだけなので何も身に付きません。
寿司職人のようなスキルをお望みなのであれば、この副業は絶対に止めた方が良いでしょう。
デメリットは、終了時間が24時のため疲れてしまうことです。
やはりお店としても忙しい時間と終業時間にこそ人が欲しいと思いますので、副業とは言えそこを外して入ることは出来ないんですよね。なのでアルバイトの翌日は眠いです。
また、アルバイト中は気が付かなかったのですが、自宅に帰ると魚の生臭さが身体や髪の毛、そしてシャツなどの洋服に染み付いています。
この臭いが苦手という方もいらっしゃると思いますので、その点には注意が必要でしょうね。
人間関係は基本的に楽でした。私が行っていたくら寿司は学生バイトが多く、賑やかだった点も良かったですね。
何か自分も若返ったような気がして(笑)
もっとも、周囲の面々は私に気を遣っていたのかも知れませんけどね。一回り以上違うわけですから。
一方で、私よりも年上の年配の方もいらっしゃいました。その方が重鎮のような感じで優しく見守ってくれていましたので、そういった点では人間関係に恵まれたアルバイトだったのかなと思います。
くら寿司のバイトは本部の監視がきつい
辛いことは、本部からの圧ですね。
どうやら厨房内はカメラで本部に見られているらしく、ちょっとでも手を休めると電話が掛かってくるのです。
もちろんアルバイトが応対するわけではなく店長が応対するわけですが、店長が電話の前で平謝りをしている姿を見るといたたまれなくなってしまいます。
それと、原則残った食材は全て廃棄します。普通に食べられるでしょと思える魚もバンバン廃棄していきますので、ハッキリ言ってかなり心が痛みますよ。
勿体ないと思うのと同時に、魚たちに申し訳ないなと。
これもカメラの前でしっかりと廃棄しないと電話が掛かってきますので、持ち帰るなどの行為は不可能です。そこだけは辛かったですが、あとはまぁ楽しく働けましたね。時給もそれなりに良かったですし。
くら寿司のアルバイトが向いている人

あまり難しく考えずに、えいやと飛び込んでしまった方が良いでしょうね。寿司と言ってもシャリは機械で握ってくれますので、ネタを乗せるだけの簡単作業です。
あとはお客さんからの注文、レーンを空けない意識を満たすだけのスピードがあれば十分勤まりますので、難しいスキルを要求されない分、副業には最適のアルバイトだと思います。
ちなみに、お店の人間関係については実際に店舗に行ってみるのが良いでしょう。そこの従業員がハキハキと楽しそうに働いていれば、まず人間関係でこじれていると言うことはないはずです。
また、耳を澄まして厨房の中の様子を伺ってみてください。そこでもやいのやいの言いながら作業をしているのであれば、少なくても変な人間はいないと言えます。なお、作業中はマスクをしますので安心してください。
なお、もし働かれるのであれば忙しさは覚悟してくださいね。回転寿司業界は今もなお拡大していますので、とにかくお客さんの数は尋常ではありません。50名のお客さんが、3回注文のタッチパネルを押しただけで150皿分も作らなければならないのです。
これが1~2時間の間でやってきますので、その忙しさが分かるのでは無いかと思います。
ただ、時間はあっという間に過ぎますし、全ての注文を捌ききってレーンの上にも皿を乗せきった時の達成感は凄いものがありますけどね。
私はこの達成感を味わうために、副業のアルバイトに精を出していましたね。最初の目的も忘れて(笑)
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